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勿忘草のアンティーク フェデ リング [アンティーク]

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フェデ(FEDE)とはイタリア語で「信頼」を表す言葉

女性と男性それぞれの右手が結び合わせた姿を表現したこのデザインの歴史はとても古く、

古代ローマ時代にまでさかのぼります

よく似たものに王冠が戴ったハート(載っていない場合もあり)を、

手で抱えているデザインの指輪がありますがあちらはクラダ リングと呼ばれるもので、

意味するところは近いのですが互いの右手が結び合わず一人の左右の手が使われている、

デザインの起源が古代ローマではなく16~17世紀のアイルランドであるなど、

フェデ リングとは全く別のものになります

武器も何も持たない手は相手に対して隠すものがないことの表れであり、

結び合う手は互いの信頼、友情や忠誠、調和の意味を持ち、条約や契約の締結をも表しています

合意文書がなくとも手を結び会えば成立し、それを破ることは許されざることでした

遺跡のレリーフなどで男女だけでなく男性同士で結び合った姿が見られるのはそのためです

現代の結婚式でお約束の「誓いのキス」

古代ローマではお互いへの誓いはキスではなく握手でした

握手を交わした後に指輪を交換するのですが、

フェデ リングはデザインそのものが結婚を意味するものとなるのです

特にアンティークのフェデリングをお探しの方は御存知かと思いますが

ストレートに手を結び合ったデザインのものがほとんどで、

この作品の様に手と手の間に異なるモチーフがセットされたものは極めて稀です

(ハートは見かけることがありますが勿忘草となるとかなり珍しいです)

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最初にこの指輪を手にした方は・・・

どのような思いでフェデ リングに勿忘草をセットさせたのでしょう?

「私を忘れないで」

花言葉通りの意味ももちろんあることでしょう

僕はもうひとつの解釈をもっています

それは「当たり前に思うことのないように」ということです

手を結ぶことは心を結ぶこと

でも歳月を重ねるうちに“水や空気の様”などと、

いつのまにかそこにある(いる)のが当たり前になってしまうこともあることでしょう

結び合えたことを当り前のこととせず、

感謝やお互いを大切に思う気持ちを忘れないことを誓って、

手と手の間に勿忘草を描いたのかもしれません

_IGP3280

いろいろ想像したり考えたりするのもアンティークならではの楽しさ

互いに思い合うことの大切さを決して忘れることのないあなたへ

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