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spinel の語源は [アンティーク]

spina

ラテン語で刺、尖ったものを意味する言葉です

色が良く似ていることと鉱床が近くルビー(コランダム)と一緒に見つかることが多かった為

1783年に判明されるまで永い間ルビーと同一視されてきました

両者は似ているところが多い宝石で、

滅多に見ることはありませんがカボションカットされたものの中には、

ルビーのように六条の“スター”が出るものまであります

色だけでなく化学組成まで良く似ており赤い色の理由も、

本来無色透明のコランダムにクロムが混じることによって赤いルビーになるように、

スピネルが赤くなるのもクロムが混じる為です

主な用途は宝飾ではなく工業用ですが合成に成功した年代まで近く、

ルビーの1902年に対してスピネルは1910年です

それぞれ別の種類の宝石なのにここまで似ていると不思議にさえ思えてきますが、

(科学的な点を除いて)ルビーとスピネルが決定的に違う点がひとつあります

それはスピネルが「そのままで美しい」ということ

一部のミャンマー産を除きルビーはそのほとんどが加熱処理をされています

アンティークの優しい赤に比べて現代品がいかにもといった具合に真っ赤なのはその為で、

_IGP3108

またそうしなければ元々の色では美しさを感じさせるのが難しいのです

ガーネットと同じく磨かれるだけで輝くことのできるスピネルは加熱処理を必要としない、

そのままで美しい宝石

そしてルビーも産出量がかなり少ないのですが採掘地域が限られるスピネルはさらに少なく、

ルビーの十分の一程度とかなり希少な存在で、

その中で宝石として使うことができるものとなると推して知るべしです

両者の判別は肉眼では難しいのですが(どちらも鑑別済みでもちろん天然石です)、

良い意味で異なる雰囲気を感じさせてくれるのはスピネルがルビーの代用品などではなく、

独立したひとつの個性として輝く存在だから

スピネルとダイヤモンドのアンティーククラスターリング

_IGP3330

「ルビーよりも珍しい石だから」ではなく、

スピネルの個性を愛した人によってこの世界に生み出され、そして受け継がれ続けてきました

この指輪をロンドンで初めて見た瞬間、僕は確信しました

これからも末永く愛され続ける存在であると

人とは違う、個性を大事にしたいあなたへ

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