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ダウン症の子どもを [monologue]

初めて目にしたのは幼稚園の終わりか小学校一年生くらいのころ

“近所”ではなかったけれど一度か二度でなくわりとよく見かけたので、

そう遠くない距離のところに住んでいたのだと思う

歳のころは僕とほとんど変わらないくらい

いつも白っぽい服を着ていてお母さんがベビーカーに乗せて散歩をしていた

顔や身体を動かしているところを見たことがなくて、

固まっているようにいつも同じ方向を向いていた

生まれて初めて障害というものを知ったのだけど、

子ども心に怖いとか奇異とか見ちゃいけないとかそんな気持ちは全然起こらなくて、

普通に自分の中で“そのまま”を受け入れることができた

会話はできなかったと思うけど話せる機会があったら友達にだってなれたと思う

そう思えたのはその子のお母さんの影響が大きい

いつもニコニコしていた

無理に作った笑顔でないことは子どもだったからこそよく分かる

本当にいつも楽しそうで幸せそうで一点の曇りも憂いも無かった

すれ違う僕に対しても笑顔で接してくれた

二、三年の間に何度か会ったけれど引っ越しされたのかいつの間にか見かけなくなった

かなり昔の話だけど今でもはっきりと覚えている

・・・今日、何でこんな話をしたかというと、

21時から観たNHKスペシャルのことがどうしても頭を離れなかったから

胎児の異常を早期の内に正確で詳細に把握する出生前診断の技術の発達によって、

これまで生まれるまで分からないとされてきた病気や障害の発見が可能になり、

診断結果の「宣告」によって生むべきか諦めるべきかの決断の葛藤が始まる

すごくシリアスな内容で、切り替えようと試したけどやっぱりちょっと無理だった

独り身でお付き合いしている人もいない僕が考えても仕方のない話なのかもしれないけど、

考えずにはいられない・・・

別に結婚したくない訳じゃなくて、現実的には今から何てかなり難しいとは思うけど、

僕だって誰かと一緒に家庭を作りたい

人との巡り合わせなんて分からないから今までの苦い思いを帳消しにしてくれるような、

素敵な人と一緒になることだって十分ありうる

でも子どもをと考えた場合自分の年齢が上がっていくほど病気や障害のリスクも大きくなる

独り身の今の状態ではいくら考えても仮定の話で、

番組を観ても結論は出なかったけどとても考えさせられる内容だった

出生前診断で病気や障害が分かった場合8割の人が中絶という決断を下した

これからの日本は子どもに障害があろうがなかろうが、

誰もが幸せに笑うことのできる国になってほしい

僕が子どものころに出会ったあの子の母親のように
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