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疾走 [monologue]

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眠れぬ夜の日

心が凍りつきそうでそれに対する自動的な防御方法だった気もする

バイクに乗ってひたすら夜を走った

どこ までもどこまでも走りたかった

でもやがて終わりがやってくる

そんなことは走り出す前から分かっていたのに同じことを何度も繰り返していた

走る!走る!走る!

分かっている

ただスピードに逃げていただけだって

分かっている

無意味なことだって

そんな意識を走りながら感じていた

でも部屋の中でたった一人で閉じこもっていると気が狂いそうだった

愚かで無意味な行為だけど、どこにも居場所がなかったから走るしかなかった

気が狂いそうになっていたから、自分自身の心の中にさえ居場所が無かった

死にたくはなかったけれど、死んでもおかしくない運転もしてた

そんな無茶をやっていたせいか帰ってくるとすぐに眠ることができた

少し前まで色々考えたり思い浮かんだり責めたりで眠れなかったのがまるで嘘のようだった

自分の中に有るありったけの理性と知性を総動員して内省すればよかったのかも知れない

でもそんな時はと てもそんな余裕は無かったし、

そういう方法があるということはずっと後で気がついたことだった

今はバイクも車も持ってないから眠れぬ夜を走り抜けることはない

ただ、今でもそうしてしまいたくなる時がほんのたまにだけど有る

あまり進歩してないのかな?・・・だけど僕だって少しは進歩している

それを証明できるようなものはいますぐには浮かんでこないけどそう信じよう

まだ涙も流せる

心だって決して死んではいないはずだ

今後またいつかクルマやバイクを手にしても、

無意味な疾走などしなくなってるって

そう自分を信じて、眠れぬ夜も受け入れよう

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