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さまよえるオランダ人 [monologue]

「少しは進歩したかい?」、「何度も何度も同じ事ばかり繰り返してはいないかい?」

・・・正直よく分からないよ

「もういい年齢だろ?」

・・・何を基準にそう言うのか分からないけどそうとも言えるかもね

「後ろばかり何を見ているんだい?」

・・・ついえた過去、どうしようもない苦い思い

おそらく一生消えない傷

頼んでもいないのに思いだしたように現れてくる

「いまさらどうするの?」

・・・どうすることもできない。できればそこだけ都合よく消し去りたいよ

「そんなことできるの?」

・・・できない!無いものねだりだよ。それだけは分かっている

「じゃあどうする?」

・・・どうしようかな?

「まるで君は!」

・・・なんだい?

「さまよえるオランダ人だね」

・・・ワーグナーのオペラの?

「そう。思い上がった傲慢なオランダ人の船長が神の怒りをかい、

呪いをかけられ陸に上ることも死ぬこともできず永遠に海をさまよい続けるあのお話」

・・・でも確か彼は7年に一度・・・

「そう。7年に一度だけ陸に上がることを許される

そしてその時に本当に彼のことを愛してくれる女性にめぐり会うことができれば、

呪いは解け、彼は許される」

・・・オペラでは最後に彼は確か・・・

「そう。許されて救われる。でも君は?」

・・・許されない?

「それは君次第」

・・・というと?

「ごまかさないで。分かっているだろ?」

・・・心の・・・開き方・・・

「いつだって君次第。全ては自分次第なんだよ」
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