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和歌の中で [アンティーク]

「白玉」もしくは一文字で「玉」は真珠のことを表します

(そのままストレートに「真珠」と表記するものもあり)

平安貴族の習いとして和歌を贈るのは当然のことですが、

真珠そのものを女性に贈ることは当時の日本では貴族といえどまずありませんでした

裕福な貴族であっても手が出ないほど高価だったからでしょうか?

たしかに高価であったことは想像に難くありませんが、

真珠は宝物として寺社への寄進や交易品として扱われ、

高貴な人であっても真珠をジュエリーとして身に着けることがなかったからです

本来のあるべき姿として身に着けるようになるのはもっとずっと後の時代に

それでも真珠は古来よりの美の象徴


「玉よする浦わの風に空はれて光をかはす秋の夜の月」


(真珠をうちよせる浦風により秋の夜空は晴れ渡り、
浜辺では真珠と月とが光を映し合っている-千載和歌集より)

ご存知の通り真珠は貝の中で眠っているので、

何かの偶然がなければ真珠そのものの状態で浜辺にうちよせられることはありません

でも想像するだけでなんて美しい情景でしょう

その場にぜひ僕も立ちあいたいものです

真珠と月(石)との美の競演は和歌のみにあらず

美はこの現世にこそ必要なのです

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